試験片・試験治具とは
試験片・試験治具とは
大手企業の研究開発の成果は、
試験片が支えている。
大手企業の研究開発の成果は、
試験片が支えている。

あなたが普段使っているスマホも自転車も、世の中のあらゆる製品は、それを構成する材料が外部の力からどの程度耐えられるかを試す「材料試験」を経て市場に出されます。
ものづくりの最初の工程は研究開発と思われがちですが、この材料試験がなければ製品に使用する素材や加工法が定まらず、仮に製品化に至ったとしても安全性を保証できません。その結果、製品はすぐに壊れてしまったり、使う人にケガをさせてしまう可能性もあります。材料試験は、研究開発の上流にある最重要な工程と言っても過言ではないのです。
そして、材料試験で活用されるのが、元の部材・素材から切り出して作られる「試験片」と、その試験で使用される「試験治具」です。ムソー工業は、これら試験片と試験治具の設計・製造を一貫して手掛け、大手企業や研究機関が行う最先端の製品開発を陰で支えています。


Type
試験片の種類
引張試験片

引っ張り続けてどれくらい伸びるか、どの程度の力で破断するかを調べるための試験片です。
高速引張試験片

通常の引張試験よりも速い速度で引き延ばし、破断時の強度や延性をより精度高く評価する試験片です。
圧縮試験片

押し潰す方向に力を加え、圧縮強度や変形特性を評価するための試験片です。
曲げ試験片

曲げ荷重を加えたときの強さやしなり具合を測る試験片です。
疲労試験片

繰り返し荷重を受けたときに材料がどれだけ耐えられるかを調べるための試験片です。
クリープ試験片

高温環境で長時間荷重を受け続けた際の変形(クリープ)特性を調べる試験片です。
試験片に使われる素材例
試験片はさまざまな素材を使って作られます。鉄やアルミといったおなじみの金属から、チタンやインコネルのような普段触れることの少ない材料まで、素材ごとに特徴や性質は大きく異なります。以下は、ムソー工業で加工実績のある試験片素材の一例と、それぞれの硬度・加工難度を示した表です。

Type
試験治具の種類
限界応力測定治具

材料が環境や薬品にどれだけ耐えられるかを調べることができる試験治具です。
JIS規格関連治具

日本産業規格(JIS)に適合し、高い精度や安全性を備えている試験治具です。
カスタム試験治具

お客様の要望に応じてオーダーメイドで製作する試験治具です。試験方法を詳細に伺い、試験に最適な形状や仕様をご提案します。
Method
試験片・試験治具の加工方法
切削加工

工作機械にセットした工具や刃物で材料を削る加工方法です。材質に応じて回転速度や切削条件を調整し、精密な製品に仕上げます。
放電加工

放電現象により発生する熱を利用し、表面を溶かすことで加工する方法です。切削加工では難しい複雑な形状や硬度の高い金属の加工も可能です。
研磨加工

砥石や研磨材を使って表面を磨き、滑らかに仕上げる加工です。傷を取り除いて光沢を出したり、寸法精度の向上に役立ちます。
Strengths
ムソー工業の強み

技術力
試験片加工では、お客様からいただいた材料素材の一部を切り出して加工することもありますが、ムソー工業は複合材料などの新素材にも対応できる技術があります。多様な素材を扱ってきた経験があるので、「硬すぎる」「脆すぎる」「柔らかすぎる」といった加工難度が高い素材でも最適な加工を施すことができます。

スピード
お客様からは「他社の1.5倍速い」と評価されるほど、スピード対応を得意としています。試験という付加価値の高い分野の製品加工に特化しており、量産工場のように機械の稼働を埋め切る必要がないため、急ぎの案件でも柔軟に対応できるのです。
また、ノウハウや実績が豊富なので検討スピードが圧倒的に早いという点も、業界トップクラスの短納期を実現できる理由の1つです。

提案力
提案力の源泉は、「お客様の目的を深く理解する姿勢」です。当社の営業は仕様書の有無にかかわらず、試験の狙い(何を評価したいのか/どの条件が重要なのか)を丁寧にヒアリングし、最適な加工方法や形状・仕様をご提案します。さらに、技術部門との連携が密で、知見や過去事例が社内で共有されているため、お客様の意図を正確に汲み取った提案が可能です。
その結果、仕様書がなくても電話でご相談いただき、そのままご発注に至るなど、長期的な信頼関係につながっています。
